FIREを目指している方や退職後の生活に不安を感じている方々へ、財政的な安心を
手に入れる方法を紹介します。
この記事では、「4%ルール」と呼ばれる財政的な戦略について詳しく説明し、
どのように実行するかをわかりやすく解説します。
FIRE達成に向けた取り組みや退職後の生活を楽しむための一助になれれば幸いです。
4%ルールとは何か?
4%ルールとは、生活費の25倍の資産を貯めて、年間資産の4%を取り崩して、
生活をする考え方です。
年間の生活費が400万円であれば、単純計算で
400万円×25(倍)=1億円
資産が1億円必要になります。
なぜ4%の取り崩しなのか?
結論、資産を減らすことなく、生活が出来るからです。
物価の上昇率が4%として、投資資産1億円のリターンが7%と仮定しますと、
400万円で生活できていた人が、物価上昇4%だと、
翌年に同じものを購入し生活したとしたら、
400万×104%=416万必要になります。
これに対して、1億円のリターン7%は
1億円×7%=700万です。(ややこしくなりますので、税金を考慮していません。)
上記から、
1億700万円−400万円=1億300万円になりますので、
資産が目減りすることなく、生活が出来ることになります。
※物価上昇率は過去の物価推移のおよその平均から、
投資リターンに関しても米国投資リターンの過去の平均の値から計算しています。
4%ルール注意点
4%ルールで資産を取り崩す事にあたって、注意点についても触れます。
物価上昇率との乖離
4%に設定されている理由は物価上昇率を加味してのものです。
皆さんも物価上昇を肌で感じていると思います。
年々物価が上昇していますので、上昇率が上がり
物価上昇>投資リターンの関係になり、
物価上昇率が投資リターンを上回るようですと、
資産減少に繋がります。
余裕を思った資金計画が重要です。
収益の不確実性
4%ルールの思想は、基本は米国株投資信託50%米国債50%で
ポートフォリオを組むことになると思います。
こちらも運用成績が振るわず、暴落等により資産が目減りしてしまいますと、
物価上昇>投資リターンの関係になりますと、
資産の減少に繋がってしまいます。
こちらに関しては、投資商品の割合の調整、
投資商品の選定が重要になってきます。
合わせて、NISA枠などを利用しての税制制度の理解を深め、
利用することも重要です。
まとめ
4%ルールはあくまで、皆さんの貯蓄の目標額の目安になります。
上記の通り、物価上昇の推移、投資リターンの不確実性など、
他にも不確定要素は数多くあります。
個々人の考え方にもよりますが、
余裕を持った資金計画
マナーリテラシーを高めた資産運用をすることが重要になってきます。
せっかく大きな資産を貯めて、
FIREしたのに、また再就職となると
せっかくの努力が水の泡になってしまいます。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございます!
皆さんのFIRE達成の一助のなれば幸いです。